ファイナル伊藤杯大倉山ナイター・ジャンプ大会
1999-2000 Final

Sapporo

March 25, 2000 (Sat) 18:00 - 20:14

Sapporo
Okurayama K-120

K-Point 120.0m
Meter Value 1.8 Points/m
Jury Distance 140.0 m


Wind
2.5-0.0 m/s
Weather:
Cloudy
Temperature
Air -4.0

Snow -3.0
   

Winner Kazuyoshi Funaki


照明に浮かび上がるスタートゲート

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99-00シーズン最後の試合、伊藤杯大倉山ナイタージャンプ大会は3月25日(土)18:00より開始となりました。
大倉山からは暮れなずむ札幌の街が眼下に広がり、雪が照明で白く浮かびあがる空を切り裂いて、次々と選手が飛んでいきました。


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結果はワールドカップ最終戦プラニツァからの好調をそのまま持って帰ってきた船木選手が、試技134m、1本目135mの最長不倒、2本目130mと圧倒的な強さを見せ完勝、今シーズンの幕をひきました。
2位にはW杯メンバーから外れてジャンプ改造に取り組んでいる吉岡選手がはいりました。1本目の130.5mは新しいジャンプがほぼ完成に近づいてきたことを思わせます。3位には斎藤選手。一昨年の怪我、そして昨年の手術によるブランクを埋め合わせるに十分な船木選手の135mに次ぐ133mを記録しました。

表彰式は観客も選手と同じBTにはいり目の前で見ることができました。最終戦ならではこその配慮でしょう。


表彰台上の船木選手

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人にあふれかえるBT上

また、今日を最後に上野隆(東京美装)、高橋竜二(水戸歯科スキークラブ)、笠間法考(東京美装)の3選手が引退していきました。試合の表彰の後、引退式が行われました。

3人が表彰台の前に立ち、戦歴の紹介、そして、はなむけのラストコールが夜の大倉山に響き渡りました。会場のあちらこちらからすすり泣きが聞こえてきました。激しく泣きじゃくる女の子、唇をかみしめて涙をこぼす男性が何人もみえました。

後方に並んでいる選手たちが大小様々の花束を抱えて押し寄せて3人に手渡し、それに観客からも大変な数の花束が贈られました。そして胴上げ!
バスは21時が最終です、乗り遅れないようにとのアナウンスがあったにもかかわらずBT上の人のカタマリはなかなか引こうとはしません。ジャンプ台の照明を落とします、真っ暗闇になってしまうと歩けませんよ、とのアナウンスで、ようやく人が名残惜しそうに少しずつ去っていったという次第です。

いずれ必ず競技者には現役を退くときがやってきます。それはわかっていながらも、実際その場に立ち会うと寂しい辛い気持ちになることは抑えられません。しかし、これは卒業式のようなもの、今までよりはずっと長いこれからの人生により大きな花を咲かせることになるよう祈るばかりです。
長い間、お疲れさまでした。たくさんの感動をありがとう、そして大海へ力強く漕ぎ出していくあなた方をわたしたちはいつまでも応援しています。

ジャンプ大会ファイナル、それは冬の終わりの大倉山ジャンプ台で選手と観客、そこにいたすべての人が別れを惜しみ合う場なのでした。
もう南の方では染井吉野の開花宣言が出されました。
冬は終わり、春がそこまでやってきています。